転職したいけどもう分からない!解決法やメンタルケア方法を解説

転職したいけどもう分からない!解決法やメンタルケア方法を解説

更新日:2024.10.01

転職は、企業研究、自己分析、面接対策など、やるべきことが多いです。
選考期間も長いため、不採用が続くと「もう分からない」と思ってしまうのも無理はありません。
この記事では、転職活動をしていて「もう分からない」と感じたときの解決方法や転職成功者の体験談を紹介します
メンタルケアの方法なども紹介していますので、転職活動で疲れたという方は是非参考にしてください。

転職活動で何がやりたいか分からなくなる方は多い

転職活動をしていて「分からなくなるポイント」はいくつかあります。
1つ目は、「この会社に入社したい」と思って入社をした企業を辞める時です。
企業研究などを行った企業を辞めるので、「やりたいことがわからなくなった」「何が自分に合ってるのだろうか」と混乱をしてしまうのも無理はありません。
次に、内定を獲得するのが難しく、求人応募数が増えて自信を無くしているケースがあります。
自分が良いと思った企業に応募しても、面接や書類選考で落とされると「もう分からない」という気持ちになる方もいるのではないでしょうか。
そういった気持ちになるということは、裏を返せばそれだけ真剣に転職活動をしている証拠になります。
上記の2つのケースは「分からない」という状態を受け止め、自己分析をするところから始めてみましょう

分からない状態のまま転職活動をするリスク

転職活動中に「もう分からない」となったら、転職活動を中断してください。
転職の目的があいまいになっていると、転職ができても転職を繰り返してしまう可能性が高いです
そのため、転職活動の目的を明確にし、企業に求める条件などを見つめ直す必要があります。
不安な方は、一度プロに相談をしてみると解決できるかもしれません。
プロの目線からアプローチを受けることで、分からない点が分かるようになる可能性があります。

転職活動で疲れた方はメンタルケアを優先

転職が決まらないとメンタルの安定を保つのが難しくなります。
働きながら転職活動を行っている方であれば、仕事との両立で疲れもたまり、仕事へ影響が出てしまうこともあるかもしれません。
転職活動中はどうしてもストレスがたまってしまうため、適度にメンタルケアを実施しましょう。

  • 自分を労る時間を作る
  • 好きなことを行う
  • 気分転換になることをする
  • 小さな成功体験を積み重ねる

転職活動で疲れるのは自然なことです。
「頑張りが足らない」や「忍耐力がない」と自分を責める必要はありません
体調に気をつけながら転職活動を進めていくようにしましょう。

内定獲得までの平均期間を知っておこう

内定獲得までの平均期間を知っておこう

応募から内定までの期間はおよそ1ヶ月程度で、内定獲得までの平均応募数は7〜10社です。
応募して同時に進行できる企業数はおよそ2社から3社なので、内定獲得までの平均期間は約3ヶ月〜6ヶ月かかる計算になります
ただし、同時に応募する余裕がない方であれば、内定獲得まで半年〜1年程度かかるケースもあるでしょう。
この期間はあくまで目安ですので、この期間を過ぎているからといって焦る必要はありません。
焦りや早く決めたいという気持ちが先行してしまうと、企業とミスマッチが発生してしまう可能性があります。
ご自身のペースで、転職活動を進めていきましょう。

転職活動を続けるべきか分からなくなった際の解決法

転職活動を続けるべきか分からなくなった際の解決法

転職をしたくても不採用通知が来ればメンタルが不安定になってしまいます。
求人応募の数が増えていくと、このまま転職活動を続けるべきか、転職を諦めるべきかと悩む方は多いのではないでしょうか。
ここからは、転職すべきかどうか分からなくなった際の解決法を解説します
転職をしたい方も、諦めようかと悩んでいる方も、これから紹介する内容を参考にしてみてください。

知人に自己分析を頼んでみる

転職に疲れていたり、何がやりたいか分からなくなっている状態では、自分を冷静に客観視できない可能性があります。
その際は、心のリハビリも兼ねて、知人に自己分析を頼んでみると良いでしょう。
不安や悩みを吐き出しながらも、どんな仕事が向いてそうか、力を発揮できそうかを知人に見つけてもらいます
知人に頼むと、自分では気づかない強みや弱みを知ることができるかもしれません。

現職で満足している点と不満点をまとめる

転職を成功させるコツとして、現職の不満点だけではなく、満足している点も同時にまとめておくというやり方があります。
理由は、転職先とのミスマッチを避けるためです。
例えば、現職で満足していた働き方や利用できる制度が転職先に無かった場合、新たな不満に変わるかもしれません

  • 仕事内容が自分のやりたいことと合致している
  • 給与や福利厚生が充実
  • 職場の人間関係が良好
  • キャリアアップの機会が豊富
  • 仕事とプライベートのバランスが取れている
  • 会社の理念や方針に共感できる
  • 責任ある仕事を任されている
  • 職場環境(設備、立地など)が快適
  • 会社の将来性や安定性がある

上記はあくまで例ですが、このように箇条書きでポイントを書き出していきます。
転職を成功させるために、不満だった点と満足していた点をしっかりと確認しておきましょう。

転職先に求めることの優先度を決める

すべての希望に合致した求人を見つけるのは簡単ではありません。
また、条件を絞りすぎて応募できる求人数が少なくなると、転職活動期間が長期化することも考えられます
そのため、転職先への条件を書き出した後は、それらに優先順位を決めていきましょう。
休日数、制度、年収、業界、企業規模、などの条件から妥協できるポイントとできないポイントをまとめていきます。
この部分をハッキリとさせておくと、転職後のミスマッチをより防ぐことが可能です。

複数の転職方法を試してみる

希望条件などをまとめ終えると、次は求人探しです。
その際に、様々な転職サイトを利用してみると、スムーズに転職活動を行うことができます。
以下は、転職エージェントと転職サイトを利用した際のイメージです。

  1. 転職サイトや転職エージェントを複数登録する
  2. 自分で求人を探しながら、エージェントとの相性を面談で確認
  3. 提示された求人を確認し、希望に合致したところに応募する

転職サイトで求人探しを行いながら、並行してエージェントにも求人を探してもらうと求人探しの効率が良くなります
メリットとは、企業との擦り合せやエントリーシートの添削、面接対策までエージェントに依頼できる点です。
本来は自分でやらなければならなかった作業をエージェントに依頼できるので、忙しくて転職活動が思うように進まないという方は是非ご活用ください。

転職成功者が不安とどう向き合ったのか

転職成功者が不安とどう向き合ったのか

転職活動は基本的に1人で行うことになります。
そのため、転職活動をしていて「分からない」となった場合、解決するのは簡単ではありません。
周りに転職経験者がいれば相談ができますが、そういった知り合いがいない方も多いでしょう。
ここからは、転職経験者がどうやって不安や悩みを乗り越えたかを紹介します

転職先がなかなか決まらなかった20代男性

内定を獲得するまで10社を超える企業に応募しました。
途中で転職を諦めようかと思いましたが、その話を知人に相談すると諦めたら絶対に後悔すると言われて、そのまま転職活動を続行。
面接時に熱意を伝えて、無事内定をいただくことができました。

内定獲得まで時間がかかってしまうと「自分には向いていないのではないか」と不安になる方も少なくありません。
したい仕事が見つかっても、その熱意をずっと維持するのは難しいです。
その場合、知人や家族に不安や悩みを相談すると解決できることがあります

転職活動で鬱になりかけた20代女性

高校卒業から勤めていた会社を20代後半で辞めて、転職することにしました。
ただ、不採用続きでメンタル的に辛くなり、一度転職活動を辞めた期間があります。
知人の勧めで転職エージェントに登録して、最初は面談も緊張しましたが、求人を代わりに探してもらえて気持ちが少し楽になりました。

転職活動中に鬱になるケースは少なくなく、真面目な方ほどなりやすいです
不採用が続いても「相性が悪かった」と気持ちを切り替え、知人や転職エージェントに転職の相談をしてみてください。
また、休息の時間などを取っても症状の改善が見られない場合は、早めに心療内科を受診しましょう。

スキル面で転職活動に苦労した30代男性

求人の必須条件にあるスキルを持っておらず、求人探しに苦労しました。
そのことをエージェントに相談をすると、今までの仕事の実績は十分強みになると教えてもらいました。
書類や面接などもその実績を中心に組み立てると、希望の企業から内定をいただくことができました。

「自分にはスキルがない」と転職活動をためらっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分では目立ったスキルではないと思っていることが、実は価値のあるスキルである可能性もあります
転職に行き詰まったら1人で抱え込まず、誰かに相談をしてみましょう。

転職活動がもう分からないという方によくある質問

転職活動がもう分からないという方によくある質問

転職活動をしていると、いろいろな悩みが出てくると思います。
今の転職活動の仕方は合っているのか、自己分析の方法はこれで良いのかなど、人によってその悩みは様々です。
ここからは、転職エージェントによくある質問と回答をご紹介します。
転職活動のやり方で悩んでいる方は是非参考にしてみてください

働きながら転職活動した方がいいですか?

状況にもよりますが、働きながら転職活動を行う方がメリットが多いです
働きながら転職活動をするメリットは以下のようなものがあります。

  • 収入が途絶えない・安定している
  • 焦りや不安を感じにくい
  • 職歴にブランクが生まれない
  • 周囲から心配されにくい
  • 今の職場に残るという選択肢も取れる

ただし、面接などの転職活動のスケジュール調整が難しいという側面もあります。
また、仕事を早く辞めたいという方は働きながら転職活動をすると、精神的に辛くなってしまうかもしれません。

自分のやりたいことが見つかりません

転職をしてみたいけれど、自分のやりたいことが分からない、見つからないという方は非常に多いです。
こういったケースの方は以下の項目に当てはまらないか確認してください。

  • やるべきことが多すぎて疲れている
  • 始める前から自分には無理だと感じている
  • ミスや失敗を過度におそれている
  • 物事に熱中しやすく冷めやすい
  • 自分よりも他人の気持ちを優先することが多い
  • 今の状態に少なからず満足している

まずは制限をせずに「気になること」「今までやってきて楽しかったこと」を書き出してください。
誰の役に立ちたい、こういう人になりたい、自分の長所なども併せて書いていきます。
その過程でやりたいことや気になることが見つからなかった場合、第三者から話を聞いたり、本や映画などで自分のもっていない価値観に振れるようにしましょう。
やりたいことが分からない時こそ、心が踊るものや今まで触れてこなかったモノに挑戦をしてみるのをオススメします

転職で失敗するのがこわいです

転職の失敗がこわい方こそ、事前の準備が欠かせません
転職の失敗をまず2種類に分けると、不採用になるケースと、転職後にミスマッチを起こしてしまうケースに分けることができます。
不採用になるケースは「企業が求める人物像と異なっていた」ために起こることですので、過度に恐れる必要はありません。
転職後にミスマッチを起こしてしまうケースでは、事前の企業研究や情報の擦り合わせを行うことで回避することができます。
もし、時間がなく企業研究ができない方は転職エージェントに依頼するのも1つの手です。
企業研究や給与交渉などもエージェントに依頼することができますので、転職で失敗するのがこわいという方は是非利用してみてください。

まとめ

転職のやり方や目的が分からなくなった時こそ、慎重にならなければなりません。
分からないまま転職活動を続けてしまうと、企業とミスマッチを起こしてしまう可能性があります。
焦らずに自己分析を行い、ご自身のペースで転職活動を進めていきましょう

コラム一覧